はじめに
今まで何事もなく、普通に普通~~~のフードを食べていた私の愛犬…
1歳半になって、ワクチンで行った動物病院で ちょっと、アレルギーあるんじゃない?と言われました。
確かに言われると、少しそんな気もしますが 嘔吐や下痢はなく、症状というと少し体を痒がることが多いのかな? という程度でした。 フケや湿疹もなく、皮膚は言われれば赤い気もしますが ホワイトのプードルなので、こんなものでは?とも思ってしまいます。
でも、言われると気になってしまうのが人間でして…
少しでも苦しみを排除してあげなければ…!と いろいろ調べ始めたのが このサイトを作ったきっかけです。
いろいろと調べている中でもやはりプロのブリーダーさんの意見は勉強になります。 私が参考にしたのはトイプードルブリーダー直送センターのスタッフブログです。手作り食の事がいろいろと書いてあってとてもわかりやすく、見た目もとてもおいしそうでした(笑)
何はともあれ、私の愛犬ちゃんのように ちょっぴりと小さなサインを出しているわんちゃん達が もう苦しまないように、と願っております。
人間と同じように、わんちゃんのアレルギーも 種類はたくさんありますが 多くのわんちゃんにドッグフードによるアレルギーがあることがわかりました。
しかも、牛肉、乳製品、鶏肉、小麦、鶏卵、とうもろこしなどの アレルギーが起こりやすい食材ほど ドッグフードでよく使われているのです!!!
皆さんが一度は聞いたことがあるような大手メーカーのフードにも だいたい含まれている材料です。
これによって、引きおこるアレルギーで もちろん目に見えて下痢や嘔吐などの症状が現れていれば 改善することが出来ますが 症状があまりない場合、わんちゃんにアレルギーがあるにも関わらず 気付かず原因となるフードを与えてしまっているかもしれないのです。
これほど可哀想なことはありませんよね…
わんちゃんは小さいながらもサインを出しているかもしれないのに 言葉が通じないから。と気付いてあげられないのは申し訳なく思ってしまいます…
ですので、どういう症状があったら疑った方がいいのか どんなフードなら安心できるのか をとことん調べていこうと思います!
症状
このような症状が愛犬ちゃんにあったら、気にしてあげてください!
- 体を痒がっていることが多くある
- フケが出ている
- 抜け毛が多い、一部分はげがある
- 下痢・嘔吐がある
- 顔、耳の内側、目の周り、口周り、内股、足の付け根の内側などが 赤くなっていたり腫れていたり痒がっている
- 足の裏や指の間を噛むような仕草や舐めたりする
貴方様の愛犬ちゃんはどうでしょう? 当てはまるものはありますか?
では、どんなフードがいけなくて どんなフードが安全なのでしょうか?
フードに含まれるもの
酸化防止剤、着色料、添加物がたくさん含まれている物… 人間の食べ物でさえ最近は避けられている食材ですよね。 人間が嫌がるものを犬は食べても平気!なんてこと、あると思いますか?
人間よりはるかに体の小さいわんちゃんですから、余計にいけないのでは?と私は思います。
その他にも原材料をよく見て頂きたいのですが、 チキン、ポーク、ビーフ…ドックフードにはお肉のものが多いと思います。
例えばこれが「チキン」! と言い切っていればいいのですが… チキンミールと書かれていたりしませんか?
チキンミールというのは 鶏の様々な部分をかき集め、混ぜて粉末にしたもののことを言います。 チキンミールがいけない。というわけではありませんが 普段私たちが食べている鶏肉だけを混ぜて粉末にしてもチキンミール。 肉、骨、羽やトサカまで混ぜ合わせてもチキンミールなのです。
またチキンミールというのは人間用に販売されている食用の肉を製造するときに避けられる部分、本来捨てられてしまう部分を使用していると言われています。
それでは、まともに安心できる部分は入っていないですよね… だからこそ低コストに販売することが出来るのです。 現に値段の安いフードのほとんどはチキンミールが多いです。
そしてチキンミールになにが混ぜられているのかは表記がありませんので 原材料を見るだけではわからないのです。
さらに健康な鶏ではなく病気で亡くなった鶏を原料にしている場合もあるそうです。
大好きな、大切な家族である愛犬ちゃんが 普段よくわからないものを食べていることを考えてみてください。
不安になりませんか? もし自分がこれを目の前に出されたら…食べたいと思いますか?
なにが入っているのかよくわからないもので アレルギーを防ごうとすることはとても難しいですよね。
また、原材料の部分でもう一つ見て頂きたいのは「穀物」です。 原材料というのは、含まれているものが多い順に書かれていることがほとんどですが、基本先頭は主原料となる上記にあるようなお肉やお魚関係です。
その主原料として書かれているものが 米、小麦粉、トウモロコシなどの穀物である場合 そのフードは望ましくありません。
本来わんちゃんにとって必要ではない栄養素である穀物がたくさん使われているというのは、ただのカサ増しでしかありません。
またこの穀物こそがアレルギーの原因になることが多いようです。
なぜアレルギーになるのか
一つの理由としては「蓄積」だと言われています。
例えば人間の花粉症でも、誰もがなる可能性があって、人それぞれの容量がある、とよく言いますよね? 自分が持つコップ(容量)に花粉が蓄積していって、いっぱいになり溢れ出す時に発症すると言われています。
わんちゃんの食物アレルギーもこの理論だといいます。
なので、ラムや馬肉がアレルギーになりにくいと言われているのは 普段あまり食べないから。ということのようです。
頻繁に食べるものではないのでコップがいっぱいになりにくくアレルギーが発症しないということです。 裏返せば、いつかはでるということ。
ですので、ラムや馬肉でもアレルギーが出る可能性はあります。
ですが、これは本当なのでしょうか… もちろん生涯アレルギーを発症しない子もいますのでなんともいえませんね…。
少しでもアレルギーに反応する体質ならば 可能性のあるものは避けてあげた方がいいのかもしれません。
アレルギーを防ぐには
今与えているフードを見直しましょう。
穀物が全く含まれていないグレインフリーと言われるドッグフードをまず選んだほうがいいと思います。 そして今与えているフードに含まれる主原料を見ていただき、その主原料とは異なる主原料のフードを与えてみて下さい。
例えば、今まで食べていたものがチキンメインだとしたら、ビーフの物やアレルギーが出にくいとされるラムが主原料のグレインフリーフードを与えてみてください。
ただお肉そのものにアレルギーがある場合もあります。
その場合主原料がお魚のグレインフリーフードもありますので試してみて下さい。
アレルギーを知る方法
愛犬ちゃんが苦しんでいるのを見ると、一刻も早く原因を突き止めたくなりますよね。
ネットなどでアレルギーについて調べると、血液検査をして調べる事や最近では被毛を検査機関に提出することでも調べられるということが書いてあります。
ですが、この検査、費用がとてもかかる割には確実に原因を特定することは難しいようです。
検査機関によっても結果は異なってきますし、その時の体調などにもより 気休め程度にしかならないとのこと…
また、ネットで調べると、被毛検査と血液検査の両方をしたという飼い主さんのブログを見つけました。
すると… 見事に結果はすべて異なっていたそうです。
片方で陰性と出たものはもう一方では陽性。というのがほとんどだったと書かれていました(笑)
これでは余計困惑してしまうのではないかと思います… ですのでおこなっても結果は参考程度なのかもしれません。
ですので、まずはフードを変えていただくこと。 愛犬ちゃんに合うフードをゆっくり見つけてあげること。 フードを変えてからの変化記録を写真などでも残すこと。 が大切なのではないでしょうか?
そして、アレルギーというのは食べ物だけではなく、 人間と同じで花粉やハウスダスト、ノミダニによる環境アレルギーというものもあります。
フードでの改善が見られない場合はこちらも疑った方がいいかもしれません。
環境アレルギーも種類がたくさんあり、正直ほこりや花粉などはいくら気を付けても無くしきれないものではあるので、食物アレルギーより予防が大変かもしれません。 こちらの方が原因を知るには血液検査などに頼るしかなさそうですね…。
アレルギーに効く食材
人間でも体にいいと話題になった「えごま油」が わんちゃんにもいいみたいです!
アレルギーや皮膚炎、ガンの予防にも効くらしく あげ方もフードにティースプーン1杯ほどをかけるだけでいいとのこと。
酸化すると効果がなくなるらしく、封を開けてから早めに使わないといけないそうですが、人間も摂取するとダイエットや認知症予防、美肌効果などいい事づくめなので 一緒に使っていけば問題なさそうですね!
私はこれを知った瞬間、急いでスーパーに行きました。
以前流行った時は売り切れになっていたらしいのですが…もう今は普通に販売されていました^^ ドレッシング売り場か油売り場にあるようです。
私のお家の子は、えごま油好きみたいで フードにかけるのではなく、そのまま舐めたがります。
さすがに油なので多くはあげられないですが、もっともっととおねだりしてくるので ちょっぴり心苦しくもなりますが(笑)
効果がでるのか??気長に試してみたいと思います。
置き換え食材
こんなものも見つけました!
例えば、アレルギーでお肉全般が食べられないわんちゃんがいた場合 お肉からとれる栄養を、代わりに他の食材からとらなければならないですよね。
そんな場合、お野菜などで置き換えられるとのこと!!!
お野菜であれば大丈夫な子も多いですし、人間用にご飯を作った時に少しよけてあげたり、食材を茹でたついでにわんちゃん用に少し取っておいて、あとはそのままスープにして人間は夜ご飯に…なんてことも出来ますので、これはお勧めですよ^^
- 【牛肉】
- 納豆、モロヘイヤ、煮干し、ごま
- 【鶏肉】
- ほうれん草、果物、緑黄色野菜、わかめ、オリーブオイル、納豆、モロヘイヤ
- 【乳製品】
- 煮干し、納豆、ひじき、緑黄色野菜、わかめ
- 【鶏卵】
- 納豆、モロヘイヤ、緑黄色野菜、わかめ、しいたけ、きくらげ
- 【小麦】
- 鮭、しいたけ、かぼちゃ、海藻類、きのこ、果物、芋類、インゲン豆
- 【トウモロコシ】
- 鮭、インゲン豆、納豆、モロヘイヤ、ほうれん草、海藻類、果物、芋類、きのこ
以上が置き換え食材になります。
私は昨晩、しいたけを細切りにし茹で、いくつかはわんちゃん用にお皿にあげておいて、ゆで汁と残りのしいたけはそのまま味付けをして溶き卵を入れ…中華スープにしました^^
これだと手間もかからず、晩御飯も作ることができて一石二鳥!
ただ、わんちゃんにとってしいたけの成分はいいみたいですが、消化がイマイチらしいので、茹でた後に細かくみじん切りにすることだけは忘れないほうがいいみたいです。
他にも海藻類も細かいほうがいいとのこと。
こうして置き換え食材を並べてみると…納豆万能ではないですか?!
大半のものが納豆で置き換えられる…これは楽ですし見るからに健康によさそうで安心感が沸いたのは私だけでしょうか?(笑)
そんな、納豆なんてわんちゃん食べるの…?と 思った方もいると思うのですが…
これが意外とみんな食べるんですよ!! もちろんわんちゃんが食べても納豆のねばねばは糸引きますので 食後のお口周りケアは欠かせなくなりますが…(笑)お勧めですよ!
いますぐ出来る事
やはり、フードを変える、環境を変える…というのは しばらく経過を見ないと結果が出ないので 今すぐわんちゃんを助けてあげれないのが辛いところですよね。
ですが、今すぐできることを見つけました!!
体を掻きむしってしまう子に、洋服を着せてあげることです。
私の子は体をかなり掻きむしっていたので、 被毛を夏でもないのに短くカットしたんです。
そしたらさすがに寒かったらしく…
初めて洋服を買ってあげました。
すると、体を掻きむしっても布が一枚あるだけで 皮膚が守られますし 私の子は服があると、掻いてもあまり解消されないと思ったのか? 私の足にスリスリしてかゆみを解消するようになりました(笑)
なので掻きすぎて皮膚が赤くなることも傷つくことも 防ぐことができました!!!
ただ皮膚が弱い子だとは思うので 人間と同じように、一日着たら洗濯!!という風にしてあげようと思っています。
また、洋服によっては繊維でアレルギーが起きてしまう場合もあるとの事なので注意が必要ですね。
そのような場合は オーガニックコットンの洋服なども販売されてますので 探してみて下さい!
ただオーガニックコットンは値段が高いものばかり…^^;
ですが!ネットで調べると たくさん型紙が出てきますので 布を買って手作りなんていうのもいいかもしれないですね!
オーガニックコットンで出来た服を普通に購入すると い1着4000円ほどするようですが 生地を購入して手作りすれば1000~2000円くらいで出来そうですよ^^!
機会があれば挑戦してみようかと思います!
ペット保険は適用されるの?
最近はペット保険に加入させている飼い主様も多いのではないでしょうか? 私も以前ペット保険を扱う仕事をしていましたし、先住犬には加入させていました。 しかし、健康体であれば無駄になってしまうのが保険というもの…。 先住犬は健康そのものでかなりの金額を捨てました(笑) ですので、もちろん今回アレルギーを発症した子は最初から加入させていませんでした。
ですが、今回アレルギー疑惑が出て、まだ検査もしていませんし 「もしかして、これから治療を始めるなら保険に加入した方がいいのでは…?」 と、ふと思いました。
アレルギー治療に関してどこまで保険が適用されるのか 色々な保険会社を調べてみました!
基本的に、「アトピーの可能性がある」と診断されたうえで 血液検査、治療を行うことに関しては ほとんどの保険会社で適用されることが分かりました。 しかし、「予防のために検査したい」など 飼い主様の申告による検査については適用されないとの事です。
ただ、すでに診断されたうえで保険に加入すると アレルギー関係は免責されてしまう可能性がありますのでご注意ください。
ペット保険は加入してから約一か月は免責期間になってしまいますから 疑惑があってもすぐに検査は出来ませんし なんともいえませんね…
すでに加入していて、アレルギーかも?と思われている飼い主様は すぐ検査して頂けるので、やってみてもいいかもしれませんね!
最後に
なにをするにも、人間のエゴだとか、犬にとってそんなものは…という人がいます。 私はそういうことを言う人の気持ちもわかりますし、でも過保護にお世話をしてしまう気持ちもわかります。 ただ、そのわんちゃんに何が一番合っているのか、何を望んでいるのかは一番側にいる飼い主様しかわからないと思うのです。
ですから、私は誰になんと言われようと、これがこの子にいいのでは?と思ったことはすべて行います。 試してみないとわからないからです。 ただ押し付けたりはしません。 フードも洋服も、嫌がればやめます。 わんちゃんが楽になったかな?これが好きかな?と思えるものは 継続してあげます。
一般には犬が人間より弱い立場だとか、低い地位だとか思われていますが 私はそう思っていないので、意思を尊重したいんです。 毎日一緒にいれば、嫌な時にする顔や、嬉しい時にする行動がわかると思うのです。 わからないのであれば、まだ触れ合い足りないのでは?と思います。 日本語も英語も、もちろん話してくれないですけど わんちゃんがなんとなく人間の言葉を理解してくれているように 人間も犬語を理解できるよう努力しないといけないですよね^^
ですので、今回書かせて頂いたもの全て、参考にしていただければ嬉しいですが 私も今現在試している状態ですし、 私の子にいい事でも、他の子には向かないこともたくさんあると思いますので あくまで参考として、本当にもしも、少しでも、役に立てば幸いだな、という気持ちです。
いろいろな情報を入手できる時代ですから、何か一つ 愛犬を幸せにしてあげれる情報に出会えれば幸いです。
こちらの「愛犬をとびきり可愛く・・・・」のサイトのママとはワンちゃんお友達で私と同じような考えで、日々ワンちゃんと触れ合っているのでとても気が合うのです。サイトの情報もとても為になります。ぜひよろしければご覧になってみてください。